中国の女神「西王母」
2021年に龍谷ミュージアムに「アジアの女神たち」展を見に行きました。
どの女神も魅力的でしたが中でも西王母はこれほど日本の文化と深く関わっているのに無知ゆえにこの展示で初めてその存在を知りました・・・。
その後自分で西王母について調べた事と絵のまとめです。
桃の節句(上巳の節句)は本来、死を司る不老不死の西王母の誕生祭だったんですね。
袞冕十二章の礼服は日本でも嵯峨天皇の時代、弘仁11(820)年から孝明天皇の時代、弘化3(1846)年まで即位の儀などに用いられたそうです。
また能楽にも「西王母」という演目があり、西王母の化身が桃を持って王の前に現れます。
参考資料一覧
龍谷大学 龍谷ミュージアム/編(2021)『特別展「アジアの女神たち」』図録
八條 忠基/著(2021) 『日本の装束解剖図鑑』
宮川 禎一(2019)月世界絵巻